メンテナンス
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Maintenance
家具のメンテナンス
ソープ仕上のお手入れ方法について
【普段のお手入れ/ソープがけ】
■テーブル
ご購入後の最初の6ヶ月間は、1~2週間に1度くらいの頻度で下記のお手入れをすることをおすすめします。このお手入れを繰り返すことにより、木部の表面にソープコーティングがかかり、次第に液体や汚れを弾くようになります。ソープが段々コーティングされましたら、ゆくゆくは1年に1度くらいのお手入れで足りるようになります。
① ソープフレーク(不純物の入っていない石鹸を、細かく削ったもの)を50~60度くらいのお湯で溶き、泡立てます。分量は、1ℓのお湯に対して大さじ2杯程度です。
なるべくその泡だけをスポンジ(食器洗い用など)に含ませ、木目方向に向かってよく馴染ませます。※木に良くないため、なるべくびしょびしょにしないで下さい。
② しばらく乾かした後、逆立った木目にサンドペーパーをかけ仕上げて下さい。
③ 天板裏は、ソープがけの必要はありませんが、絞ったタオルなどで多少湿らせて下さい。
無垢板の片面(上側)からだけ水分を与えると、天板自体が反ってしまう可能性があります。
④ 脚も同様に、時折ソープをかけサンドペーパーで仕上げて下さい。
⑤ また、天板エッジ部分も同様に仕上げて下さい。
■チェア
木部のクリーニングは、上記テーブルのお手入れ①、②をおこなって下さい。
【普段のお手入れ/汚れ、傷がついた場合】
ワイン、醤油等の染みがついた場合、即座にぬれたタオルで拭き取って下さい。
しばらく放置した場合も、十分に湿ったタオルで拭き取ると、汚れは落ちます。
ある程度の傷や多少の汚れは、サンドペーパーで表面を研磨することで目立たなくなります。拭き取った後や研磨した後は、ソープがけをするのが望ましいです。
「ソープ仕上げ家具メンテナンス用ソープキット」のご用意もございます。
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コード
お手入れにはソープ溶剤を入れたぬるま湯を、やわらかい布かスポンジに軽く含ませてご使用いただくことをお勧めします。ソープ溶剤は 1/2dlのソープフレークを 1 リットルの
ぬるま湯に溶かしたものをご使用ください。
その後、室内温度で自然乾燥させていただきますとソープ溶剤がコードに浸透します。
しかし、特にペーパーコードと籐に関しては、あまり多くの溶剤を染み込ませすぎないようご注意ください。また、乾燥後の染みを避けるためにコード全体に均一に湿らせるようにお手入れください。
汚れがひどく残っている場合には、このプロセスを繰り返し行ってください。
レザー
Vegetal レザーは仕上げ剤を施していない自然の素材です。年月が経つにつれて、自然光のもと美しい、自然な艶が現れます。
現代のレザー家具に関しては、柔らかい布や、ブラシで埃を掃っていただくほどのお手入れで十分ですが、年に1回もしくは2回ほど基礎的なお手入れをしていただくことをお勧めします。
これには 1 リットルのぬるま湯に 1/2dl のソープフレークを溶かした溶液で、柔らかい布を使ってやさしく拭き掃除をしてください。
その後、室温で自然乾燥させていただきますとソープ溶剤が浸透します。ただし、乾燥後の染みを防ぐため、レザーが濡れすぎてしまうことのないよう、また均一に拭いていただけますようご注意ください。
それでも汚れが目立つ場合はこのプロセスを繰り返してください。


木
私どもはソープ仕上げとオイル仕上げの家具に対し、時機をみてソープ溶液に浸したスポンジを使ってお手入れしていただくことをお勧めします。
この溶液は 1 リットルのぬるま湯に 1/4dl のソープフレークを溶かして使用します。
汚れのひどい家具に対しては、自然毛のブラシを木目に沿ってなでるようにお使いいただくことも可能です。家具を溶液に浸すことはしないで下さい、また表面に残った液体は拭き取ってください。
鉄を含んだ素材でのお手入れは決して行わないで下さい。少なくとも 1 年に 1 回は家具のお手入れをしてください。それによってソープ溶液を年とともに吸収していきます。
また、汚れや染みにも強い家具になっていきます。ソープ、オイル仕上げの家具は、必要であれば細かいサンドペーパーでこすっていただくと新品のようになります。これにより日常のダメージを取り除くことが出来ますが、家具の艶まで一部失ってしまいます。
注意:私どもの家具はいつでも家具全体を 1 度に擦る必要がありますし、常に教育を受けた職人のみによって施される必要があります。
オイル仕上げはオイルでお手入れが可能です。