Scandinavian living

Eva Bo Geisler /建築家

2024年02月15日

Eva Bo Geisler /建築家

2024年02月15日

思い入れのあるものに囲まれた 建築家夫婦のハウスボート 

 

コペンハーゲン港の南端、Ved Slusenでハウスボートに暮らす建築家夫婦のエヴァ・ボ・ガイスラーとニコラ・アントニエヴィッチ。街と海をのぞむこの家は、これまで培った建築家としての知見にパーソナルな経験を織り交ぜながら設計された住居で、家具やオブジェひとつひとつにも物語が込められています。 

 

2人は、カナダのボートハウスをヒントに、屋根や外壁をアルミニウムの波板で覆い、100㎡のユニークなハウスボードをデザインしました。外壁の波板と美しくリンクするのは、窓辺で美しく波打つ軽やかな白いカーテン。家全体に豊かな質感と詩的な表情を与えています。また空間にフィットするバーチ材の建て具や、ステンレス素材のディテールなど、シンプルに構成されたインテリアには、2人が情熱を傾ける日本のミニマルなデザインが反映されています。 

「家にあるものはどれも、私たちにとって特別な意味を持つものです。同じものをいくつも揃えるということはめったにありません。その代わりに、家具やランプ、ボウルなど、それぞれが物語をもつ小さな作品だと思って吟味して選んでいます」。ハウスボートに置かれた家具やオブジェは、代々受け継いだ家具や旅先で手に入れたものばかり。そして旅の途中で新たに好きになったものも組み合わせながら、自分たちらしい空間として作り上げています。 

 

 

ステンレススチールのチェアを合わせてダイニングに置かれた「J39」も、2人にとって特別な椅子です。「デンマーク王立アカデミーで学んだ5年間、私たちは何度もJ39に座って講義を受けました。美しく高品質でありながら、カジュアルで親しみやすい、そして思い出深い最高の椅子です」とエヴァ。 「キッチンで友人をもてなしたり、時には暖炉の前でくつろいでリフレッシュしたり、2人にとってかけがいのない場所。その環境を作るためにも、愛おしいと思えるものだけを選ぶようにしています。自分たちで作り上げた家だからこそ、その思いはなおさらですね」とも。 

 


そんな思い入れのある住居に最近新たに迎え入れたのが、ボーエ・モーエンセンが
1970年にデザインした「キャンバスチェア」です。「祖父母が長く愛用していた水色の「EJ220」ソファを使っていたのですが、いよいよ使えなくなり、同じものに買い替えるか、「デルフィ ソファ」を買おうか決めかねていたのですが、思い切ってソファの代わりにラウンジチェアをいくつか手に入れることにしました。ラウンジチェアなら色々な使い方ができるので、一生付き合っていけます。そのひとつがキャンバスチェアで、私たちのお気に入りの椅子のひとつです」。 

窓の外にコペンハーゲンの街と海が広がるリビングに置かれた、キャンバスチェア。穏やかな雰囲気にまとめられたミニマルな空間の中で、キャンバスチェアの構造美がより際立っていました。 

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