Designer

武内経至は、まさにグローバルな視野を持つ家具・インダストリアルデザイナーです。日本で生まれ、ニュージーランドへ移住、パリで教育を受け、現在はミラノ在住の武内の作品は文化や言語を超越し、余分なものが削ぎ落とされたピュアなデザインが特徴です。シンプルであることは洗練さへの道だと考えます。

武内にとって、私たちが本能的に行っているモノとのふれあいは、常に心惹かれる源です。製品と私たちの個人的な関係。私たちは製品とどのように関わりあい、製品はどのように私たちの暮らしを豊かにしてくれるのか。全ては、デザインは感情を呼び起こし幸福感を与えるものでなければならない、という精神が反映されています。

武内は、存在感のあるデザインの中にモノの本質を探し求めています。彼はよく「生き物」という言葉で自分の作品を表現し、空気感にさらなる多面性を持たせるデザインに言及します。